今日もおつかれさまです!

のんびりと、でも着実に生きたい

住所の隠し方 その2

さて、前の記事で支援措置という自治体の制度で私は住所を隠して生活していると書きました。

支援措置にはいくつか注意点があります。

 

毎年更新が必要

 

支援措置は1年と期限が決まっています。

毎年手紙が自宅に届き、それを見たら区役所と警察に行き、更新の手続きをしてもらいます。

一度認められていれば、「同じ状態です」とか言って書類を再度作成すればすんなり通ります。

 

いくら忙しくても更新手続きを怠ってしまうと住所がバレてしまい、いつ乗り込んでくるかわからないので毎年必死です。

 

 

自治体によって運用の仕方に差がある

 

私は毒親の家を出てからA区に住み、その後B区に転居しました。

 

B区では支援措置をしてもらうと、自分以外の人は住所を調べられなくなります。

しかし、A区では「加害者」として登録した人以外の親族ならOKというやり方だったのです。

私は最近までそれを知らず、本当にびっくりしました。

 

ある日A区の職員さんから電話がかかってきて、登録していない親族が住所を調べようとしているが、開示してよいかどうかと聞かれました。

 

その職員さんは、黙ってルール通りに開示してもよいところを、親切にわざわざ電話してくれたのでした。

しかも、私がなかなか電話に出られないので、何度もかけてきてくれました。

優しい方もいるのですね…

 

しかしその職員さんの親切心がなければ、今頃どうなっていたかと思うと気が気ではありません。

 

なので、支援措置を受けられる際は運用がホワイトリスト方式(自分だけ見れる)かブラックリスト方式(加害者だけが見れない)かを確認されることを強くおすすめします。

 

 

支援措置について思うこと

 

支援措置は本当にありがたいです。

この制度によって親族が私の居場所を調べようとするのを何度も阻止することができ、そのおかげで私は今も生きていると言っても過言ではありません。

 

しかし、この制度はもともと配偶者の暴力を防ぐためのものであり、親の虐待には対応していないものを無理矢理使っている感じです。

 

私の場合は暴力がひどく、警察も児童相談所も動いた実績があるので通っていますが、例えば心理的なものが中心の虐待だったら警察がハンコを押してくれるのかはわかりません。

 

親の虐待が気づかれないところで深刻に蔓延していることをもっと知ってもらいたいと、切実に思います。

 

そもそも、成人しているのに親族なら住所を勝手に調べることができるのって、おかしくないですか。

 

遺産の相続とかで住所を調べる必要性が生じることもあるのかもしれませんが、虐待などの問題がない家庭ならば子どもに直接聞けば良い話です。

 

区役所に問い合わせないと調べられないような家ということは、直接聞けない、調べられないような事情があるということではないでしょうか。

 

子どもがそこまで親と距離を置いているということは、何か原因がある可能性があります。

 

なぜ「子どもだから」という理由だけで、何歳になっても親の紐が付いていて、しかもその紐を取ることが許されないのでしょうか。

 

私を虐待した親は、今も私のことを捜しています。

私はまだ支援措置を受けることができているので良いですが、もっと微妙なラインにいる方もいらっしゃると思うと心が痛みます。

 

でも、たとえ行政が何もしてくれなかったとしても、諦めないでくださいね。

声を上げてはいけない、大したことはないから我慢しなければならないということは絶対にありません。

もし話を聞いてくれた人が何も動いてくれないなら、それはただ理解していないだけです。

すぐには無理でも、必ず何か方法があります。

どうか諦めずに、自立の道を探り続けてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最近寒いので、お身体に気をつけて、風邪をひかないようにしてくださいね(^^)