恵みと救い
命のある限り
恵と慈しみはいつもわたしを追う。
主の家にわたしは帰り
生涯、そこにとどまるであろう。(詩篇23:6)
これは、旧約聖書の詩篇23篇(ダビデの賛歌)の一部です。(全文はもっと長いです)
詩篇とは、神への賛美の詩を集めたものです。私がとても好きな部分なので引用させてもらいました。これを読むととても救われた気持ちになります。特に怖いことや不安なことがあった時に読むと安心します。
私の帰る場所は他でもなく神様のところだなぁ、と思って安心するのです。どんな時も神様が一緒にいて見ていてくれるような気がして、救われます。
日曜日の礼拝の説教は「恵みと救い」というテーマでした。
「神に祈る」というと、「病気が良くなりますように」「仕事が成功しますように」など、実利的な欲望を叶えるための「お願い」をイメージされるかもしれません。
しかし、聖書全体のテーマは「恵み」ではなく「救い」であるといいます。
牧師さんが仰っていましたが、恵みとは全ての人に対して、どのような状況下においても与えられます。
だから「恵み」だけに目を向けるならば、そこから現状を変える力は生まれません。
極論すれば、奴隷状態にあって支配されていても、暴力を振るわれていても、食べるものや住むところがあれば現状に満足して隷属し続けよう、むしろ与えられていることに感謝しよう、ということになります。
一方で「救い」とは、真の意味での解放と自由を求めることです。
心も身体も拘束されることなく、独立した人格を持った一人の人間として生きることができること、それが自由だと思います。
恵みはどんな状態でも与えられる。けれども、いま自分は果たして救われているだろうか?
とっても考えさせられるお説教でした...。
詩篇23篇は私が大好きな詩で、賛美歌にもなっていてそれも好きなので、またご紹介させてもらうかもしれません。
それでは、今日も良い一日をお過ごしください(^^)