辛かったら、「毒親」って言っていい
今日も一日お疲れ様です☕️
今日本屋さんに行ったら、中川翔子さんの「死ぬんじゃねーぞ!」という本が店頭に目立つようにたくさん置いてありました。きっと話題作なのでしょうね。
いじめについて書いた本で、今苦しんでいる人、過去に苦しかった人を勇気づけているのだと思います。
暴力に遭った当事者が沈黙せず、声を上げることってすごく大切だと思います。
最近、「毒親」という言葉も耳にするようになりました。
私自身、いわゆる「毒親」育ちです。
毒親の存在が認知されるようになってきたのはとても嬉しいです。
毒親に関する本も多数出版され、ネットでも色々な記事があって情報が得やすくなりました。
毒親の定義は「子どもに悪影響を与える親」ですが、とてもざっくりしています。
子どもを死に至らしめるケースから声を上げるのがはばかられるようなグレーゾーンまで、多様なグラデーションがあると思います。
しかし一方で、「何でもかんでも毒親って言うな」「育ててくれた親に感謝はないのか」というご意見も見たことがあります。
確かに、親の子どもへの愛情は何ものにも代えがたい偉大なものだと思います。
子育てには時間もお金も労力もかかり、容易なことではないのもわかります。
日本には家族神話があり、儒教的、家父長的な考え方から「親を敬うべき」という思想が存在しています。
親や家族にも色々あり、素晴らしい方々もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、すべてをまとめて「家族は素晴らしい」というのは危険だと私は感じます。
そうやって家族を聖域にすることで、隠された暴力の温床が生まれてしまうのです。
私の場合は、そうでした。
だから私の意見では、言い過ぎなくらい、毒親って言っていいと思います。
「これで毒親って言ったらバチが当たるんじゃ…もっと大変な人いるし」
とか考える必要ないです。
私の親はキレるとものすごい身体的暴力を振るいましたが、優しい時は天使みたいでした。
完全な悪人というのはいません。
どこから見ても完璧な人間がいないように、何から何まで全てが有害な人などいないのです。
その優しい時のことを考えると、どうしても声を上げづらくなってしまうんですよね。
すごく、わかります。
でも、ご自分を大切になさってくださいね。
辛いと思う時が少しでもあったら、誰か周りの信頼できる人に相談してみてください。
きっと、自分は当然だと思っていることでも、違う家庭の人から見たら異常な暴力行為に映ることもあると思います。
あなたの明日が、今日よりもっともっと楽しくなりますように(^^)