埼玉と大阪の誘拐事件
こんにちは(^^)
毎日寒いですね。暖かくして、風邪など引かないようにお過ごしくださいね。
さて、今朝ニュースを見ていたら、大阪と埼玉で相次いで女児誘拐事件が起こったという報道がされていました。
容疑者と被害者はSNSで知り合い、少女が「家出したい」というつぶやきをしたのに対して、容疑者が「うちに来れば」というようなことを言って、しばらくの間家にいさせたとのこと。
ネットニュースの記事を貼っておきます。
容疑者「いなくなって車で捜した」女児誘拐、連れ戻そうとしたか - 産経ニュース
報道番組では一貫して「SNSの危険性」を強調しており、悪い人と簡単に繋がれて怖いから気をつけよう、という論調でした。
確かに、容疑者は少女が逃げ出さないようにスマホや靴を取り上げるなどしていて、「悪い人」だったのかもしれない。だから、女の子は家に無事帰れてよかった、と思うべきなのかもしれません。SNSの危険性も当然あると思いますし、知らない人についていくのは危ないことです。もしかしたら、殺されてしまうかもしれないですからね。
しかし、毒親で育った私としては、その女の子がなぜ「家出をしたい」と言ったのかの方が気になります。その理由が全く触れられていなかったことも、また家族の状況や子どもが帰って来たときの反応についても何の情報もなかったことについて、疑問に感じます。
ちょっとした出来心で衝動的に発言しただけなのかもしれませんが、中学生くらいの子どもにとって、家は依然として世界のほぼ全てです。家出をしたいと言って実行するのは並大抵のことではないように思えるのです。親と馬が合わないからとか、そんな単純な理由でできることではないと思います。
ひょっとしたら、家にいた方がよっぽど殺されかねないような状況だったのかも...
埼玉の事件の容疑者は女の子に食事を与え、自由に外出もさせていたといいます。もしかしたら、家出した女の子にとっては新天地だったのかもしれない、そんなことまで考えてしまいます。
毒親サバイバーの方は十分お分かりのことと思いますが、家の中が安全とは限りません。他人に対してはたらけば犯罪者として逮捕されるような行為でも、親だからということで見過ごされ、決して明るみにならないまま日常茶飯的に行われる場合もあるのです。
身体に目立った傷を負ったり精神上で深刻な問題を負ったり、命を落とすようなケースでない限り、児童相談所は動きません。介入できません。
警察に行って訴えても「家に帰りなさい」「いい親御さんじゃないか」と言われて帰されてしまうのです。実際に経験したことがあります。
そんな時、本当に生きたいと思うなら家出しかありません。そこで「家出は危ない」となったら、どうしますか...?
参考になった記事があったので、貼っておきます。
家出は虐待からの自主避難か? 家出で犯罪に巻き込まれるのは2%という事実 | ハーバー・ビジネス・オンライン | ページ 2
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