見返りを求めず
こんにちは(^○^)
もう冬本番ですね!
毎日とても寒いですが、すごく天気のいい日もあって(寒いけど)、冬でも太陽は変わらず暖かいんだなぁと気づかされます。とはいえ、早く暖かくなってほしいですが😢
今日、「無償の愛」について考えさせられることがありました。
そろそろクリスマスということで、数日前、いつも仲良くしてもらっている友達にプレゼントを用意しました。これがなかなか凝った(?)もので、中身は手編みのマフラーと手紙でした。近所に住んでいるのですが、お互い生活時間がずれていてあまり会えないので、何も言わずに彼女のお部屋のドアノブにプレゼントをかけておいたのです。
準備するのに結構時間がかかったし、お手紙もしたためたので、さぞや喜んでくれるに違いないと勝手に期待していたのですが、三日くらい経っても何のリアクションもないのです。
部屋を間違えちゃったかな?と思い確認したのですが、確かに正しい部屋に置いているし、プレゼントはすぐに回収されていて、やはり間違いではないようです。(違う人に手紙読まれるのも恥ずかしいですしね…笑)
「プレゼントは受け取った?」と直接聞いてみようかと思いましたが、それもなんかいやらしいなぁ…と思い、しばし悶々としてしまいました。
結局、自分の気持ち的には全然納得していませんでしたが「プレゼントしたことは神様が見ていてくださっているはずだし、喜んでくれたのならそれでいいか」と思い、そのままにしておくことにしました。
そして今日、彼女は「遅れてごめん!今までの人生でもらった中で一番嬉しいプレゼントだった。一生大切にするね。」というメッセージをくれました。本当はすぐに送りたかったのだけれど、部屋のwifiがつながらなくなり、メッセージを送信できなくなってしまっていたのだそうです。
メッセージをもらって私もホッとしました。別にお礼は言ってもらえなくてもいいや、という気持ちには一応なっていたけれど、どこかでプレゼントの見返りを期待し続けていた自分にも気づいたのでした。
見返りを求めずに何か行うというのは、人間にとってはすごく難しいですね。無償の愛を実践できたことなど、私の人生ではただの一度もないと思います。
無償の愛と聞いて連想するのは家族愛かもしれません。しかし、うちの家族なんて見ていると全てが有償の愛だし、やはり人は自分の行為に対して代償を期待してしまう生き物なのだと思います。
私は思うのですが、親子関係においては、基本的に子と親は対等な立場ではないし、子どもが親に対して実質的に与えられるものはとても少ないので、Give&Takeの関係は成り立たないと思います。しかしだからと言って無償の愛がそこにあるわけではなく、代わりにあるのはPay forwardの関係なのではないでしょうか。
Pay forwardとは「事前に払う」、つまり何もできない子どもに強い立場の親が色々としてあげるかわりに、後で親が弱くなれば助けてね、という有償の愛です。(それは本当に愛なのかどうかも怪しいですが…)言うなれば時間差のあるGive&Takeで、本質的には全く変わりません。
要するに、「面倒見てやるから親孝行してくれよ、わかってんだろうな」ってことです。
もちろん、全ての家庭で愛は有償だと言うつもりは全くありません。無償の愛を実践されている方もきっとたくさんいらっしゃると思います。そして、やはり有償の愛で成り立っている家庭は偽物でやがて壊れてしまうけれど、無償の愛こそがかけがえのない親子関係なのだと思います。
まとめると、人と人とが見返りを求めずに愛し合うことはとても難しいということ。それができる人はまさしく「神がかって」いて、一切の見返りを求めずに全ての人を愛する神様は段違いにすごい、と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
メリークリスマス🎉